二〇二一年度の経常収支の黒字額が七年ぶりの低水準となったのは、貿易収支が赤字に転じ、前年度から五兆円以上悪化したことが主因だ。円安の進行が原油や液化天然ガス(LNG)の価格上昇に拍車をかけ、輸入額の伸びが輸出額…