今回の撮りバス日誌は大阪市交あらため大阪シティバス。出張の帰りに大阪駅で時間があったのでカメラを構え、次から次へとやってくるバスたちの姿を撮影した。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
大阪市営バスを引き継いだ大阪シティバス
大阪市交通局は地下鉄やバスを運営していたが、民営化し地下鉄は大阪メトロ(大阪市高速電気軌道株式会社)に、バスは大阪シティバスに生まれ変わった。元市営バスの路線は大阪シティバスが運行しているが、同社は現在のところ大阪メトロの子会社である。
ほとんどの車両は大阪市交通局時代の塗色のままで運行されているが、以降に導入された車両は同社オリジナルの新塗色で走っている。なおBRTである「いまざとライナー」は大阪メトロが運行主体で同社が委託されて運行をしているので自社路線ではない。
西工の多さに大阪を実感!
大阪シティバスでは西日本車体工業製の路線バスがかなり多く走っている。地理的に製造地であった北九州市に近く、伝統的に多く導入されてきた実績があるので、まだ多くの西工車が走っており意識しなくても見ることが可能なのは、さすが大阪といったところか。
東京では都営バスや関東バスで比較的頻繁に見ることはできるが、それでも稀少車になりつつある西工製のバスは大阪ならまだ当分の間、乗るのに苦労はなさそうだ。
均一運賃で後ろ乗り!
大阪シティバスは基本的に210円の均一運賃なのは都営バスと同じ。ただし乗車は後ろから、降車は前からになっており、運賃は降車時に支払う後払いだ。運賃箱は多機能タイプで磁気カードリーダー・ICカードリーダーの両方が搭載され、硬貨と紙幣は両替不要の釣銭が出るタイプだ。
大阪駅前のバスターミナルは周囲にホームが並び、中央にバスプールがあるタイプ。出発便やバスプールに入る到着便がひっきりなしに出入りし、見ているだけでお腹いっぱいだ。路線車や西工車が大好きな方は、大阪駅で少し時間を取ってみてみてはいかがだろか。
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