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 シーカの好業績が続いている。飛躍の背景は、2023年に向けた成長戦略の基軸に位置づける市場志向の徹底だ。原燃料価格の高騰をはじめ事業環境は厳しいが、4月の年次株主総会では22年の売上高が初めて100億スイスフラン(約1兆3300億円)を突破する見通しを表明した。戦略の核心と今後の道筋をトーマス・ハスラーCEO(最高経営責任者)に聞いた。

▼…戦略の成果が着実に出ています。

 「新設備への投資、買収、研究開発の強化、購買、販売価格にかかわる方針などの成長戦略実現のための施策の共通した基軸は市場志向の徹底だ。市場のニーズやトレンドに対応し、すべての施策の可否を決めて実行している。例えばアフリカ諸国における投資は人口の増加や建築・インフラ投資の増大に対応したもので、中国、北南米、アジア諸国における取り組みも同様だ」

 「同時により成熟した市場では、サステナビリティを重視した市場ニーズやトレンドに対応することによってポジションをより強固にしていく。そのためシーカの持つソリューションを通してスマートコンストラクション、あるいはスマートインフラストラクチャーの実現を支える企業になっていく。また、例えばエネルギー効率を高めるため増大するビルの改修ニーズにも、シーカのソリューションは重要な役割を果たす。工業分野では伝統的な内燃機関から電気や水素自動車に変わっていく動きにも、シーカのソリューションは貢献できる」

▼…買収も重視します。続きは本紙で

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The post 好業績続くシーカ、トーマス・ハスラーCEOに聞く first appeared on 化学工業日報.