万博予定地の開発で生命の危機 「夢洲」は水鳥の“楽園” 松井市長「野鳥の皆さん理解を」
大阪・関西万博の開催まで3年を切り、夢洲では地下鉄新駅の工事などが進められています。その裏で生命の危機に追い込まれている生物が、ここに住む「水鳥」たち。夢洲は絶滅危惧種を含む渡り鳥や、さまざまな昆虫・植物などが生息する貴重な場所だったのです。しかし・・・。
(記者リポート)「こちらは万博のパビリオン、あちらはIRの予定地です。土壌改良の工事が進んでいて、鳥の姿はありません」。
今は見渡す限り何もなく、茶色い地面が続きます。そもそもなぜ、ごみ処分場として利用されている夢洲が、水鳥の集まる自然豊かな環境になっていたのでしょうか。
日本野鳥の会・大阪支部に話を聞くと・・・。
(日本野鳥の会・大阪支部 荒木涼子さん)
「夢洲はもともと埋め立てているので、地盤がちょっと弱くて、雨が降ると水たまりができる。埋め立てには海の底の浚渫(しゅんせつ)土砂が投入されていて、ゴカイとかヨコエビ、貝やカニなどの生き物が混ざって投入されます。そういった生き物を好む鳥たちが集まった」。
さらに、高度経済成長期に大阪湾が整備され、自然の干潟や砂浜が姿を消してしまったことも、夢洲に鳥が集まる原因だと指摘します。夢洲の埋め立てが始まったのは1977年。大阪湾に生息していた鳥たちが居場所を求めて、飛来するようになったといいます。
甲子園球場100個ほどの広大な土地に広がった湿地ですが、万博に向け進められる工事で、小さな鳥が身を隠し、タカ類がエサを捕獲する場所だったヨシ原も刈り取られてしまいました。
この場所は巨大なプールができ、水上イベントが楽しめるようになるといいます。そのために水を抜き、セメントを流し込んで固い地盤を作っていますが、鳥たちが生息する湿地はどんどん減少しています。
大阪市の松井市長は、夢洲に生息する生き物や植物を保全する考えは示していますが・・・。
(松井市長)「夢洲はそもそも、大阪の未来都市として埋め立てをスタートした。野鳥のために埋め立て地を作ったわけではない。縄張りみたいなものもあるらしいから“出て行ってほしい”とは言わない。大きなお金を投入して開発してきたから、野鳥の皆さんの理解をいただきたい」。
引用元: ・松井市長「万博で夢州の干潟をコンクリートにするので野鳥の皆さんの理解をいただきたい」 [769643272]
そりゃ利用できないからな。人がいない場所だから集まってきて当たり前
関空なんてまさにそれだし。すぐ横の咲州にそれ用のスペースあるだろたしか
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