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<p>お茶の4つの天敵とは? プロに聞く正しい保存方法</p><p><お茶を保存するときの注意点> お茶は湿度・酸素・光・高温の4つの天敵を持っているため、劣化させないように密封性と遮光性のある容器で、冷暗所で保存します。 冷蔵庫だと庫内のにおいを茶葉が吸収したり、湿気を帯びたりしてしまうのです。</p><p>立春から「八十八夜」目の前後は、お茶の産地で一番茶の摘み採りが行われます。お茶は、実は劣化させる天敵をいくつも持っています。どう保存すればおいしく飲めるのか、株式会社伊藤園の広報部に教えていただきました。</p><p>立春から「八十八夜」目(2022年は5月2日)の前後は、お茶の産地で一番茶の摘み採りが行われます。この時期を待って、新茶を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。 お茶は乾燥しているので品質が安定していると思われがちですが、実は劣化させる天敵をいくつも持っています。どう保存すればおいしく飲めるのか、株式会社伊藤園の広報部に教えていただきました。 「未開封の場合は、そのまま冷蔵庫か冷凍庫で保存してください。使うときは、必ず常温に戻す必要があります。冷たいまま開封すると、温度差で発生した水滴を吸収するため、お茶の鮮度が損なわれてしまうのです」(伊藤園広報部) 開封後は、どのように保存すれば良いのでしょうか。 「密封性と遮光性のある容器に移し、冷暗所で保存します。冷蔵庫で保存するのは、冷蔵庫内のにおいを茶葉が吸収したり、出し入れの際に湿気を帯びたりするので、避けたほうが賢明です。 家庭で使うのなら、なるべく少なめに購入し、2週間から1ヵ月程度で使い切るようにすると良いでしょう」(伊藤園広報部) お茶が変質したり品質低下したりする原因には、大きく分けて湿度、酸素、光、高温の4つがあるそうです。それぞれの原因と対策を伺いました。 (1)湿度 「茶葉の水分含有量が増加すると、成分の酸化が促進され、色沢(しきたく:色やツヤの状態)・水色(すいしょく:湯飲みなどに注がれたお茶の色)・香気のいずれにも極端な悪影響を与えます。 湿気を避けるには保存庫内を除湿するか、湿気を通さない袋もしくは容器に移して保存してください。開放した状態での保存は厳禁です」(伊藤園広報部)</p>