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<p>Core HX/メモリを128GB積める高性能ノートがIntel Vision会場でデモ。Dellは独自メモリ規格で薄型化</p><p>Core HX/メモリを128GB積める高性能ノートがIntel Vision会場でデモ。Dellは独自メモリ規格で薄型化</p><p>Intelは、5月10日~5月11日(現地時間、日本時間5月10日23時~5月12日)に同社のプライベートイベントとなる「Intel Vision」(インテル・ビジョン)をアメリカ合衆国テキサス州ダラスフォートワース空港近くの「Marriott Gaylord Texan &amp; Convention Center」で開催している。</p><p>会場では、MSIのモバイルワークステーションPCの裏蓋が外されている状態で展示されており、CPU、GPUとは別にPCHが別チップで搭載されていることなどを確認することができた。第12世代Core Hは最大搭載メモリは64GBとなっているが、展示機の詳細を説明している担当者によれば、このMSIのシステムでは32GBのSO-DIMMを4つ搭載することで、合計128GBの構成にすることが可能とのこと。 モバイルワークステーションで使うのに最大メモリが64GBでは十分ではないと考えているユーザーにとって、Core HXは有望な選択肢になりそうだ(ただし分解されていたのは16GB×4と64GBのモデルだった)。 Dellは「Precision 7770」と「Precision 7760」という第12世代Core H(TDP 45W)を搭載して販売開始しているモバイルワークステーションの第12世代Core HX版を展示。今後BTOオプションにCore HXを搭載したモデルが追加される予定で、NVIDIAのGPU(NVIDIA RTXシリーズ)と組み合わせて、強力なモバイルワークステーションPCを構成することが可能になる。 Dell Precision 7770 Precision 7760 Dellによれば、このPrecision 7770とPrecision 7760には、SO-DIMMはなく、IntelとDellが共同で策定したCAMM(Compression Attached Memory Module、カムと発音する)と呼ばれる独自形状のメモリモジュールが採用されており、それにより16GB、32GB、64GB、128GBの容量を実現することができるという。CAMMはSO-DIMMに比べて薄く作ることが可能だという。コストに関しても量産化が進めばほぼ同じになる見通しだ。 SO-DIMMとCAMMの違い</p>