もっと詳しく

ものすごいうねりに乗りつつも黙らないというのが作家の立場 ◆『君たちはしかし再び来い』山下澄人・著(文藝春秋/税込み1980円) 腹が破裂して緊急手術をすることになった「わたし」のもとに、次々と災厄が立ちはだかる。山下澄人さんの新作は、作家である自分自身を主人公とする連作長編だ。 「201…