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定年退職して叶えた、念願のDIYガレージハウスはオーダーメイドで友人たちと組み上げた宝物。 

テレワークでの仕事も多くなり、アクアラインでの交通も便利になったことから、都内からの移住者も増えている南房総。今回取材をさせていただいたご夫妻も、長年神奈川県の横浜市で暮らしていたが、ご主人が定年退職したことをきっかけに約250坪の土地を購入し房総に移住したという。

設計と建築を依頼したのは、創業18年で2×4を得意とする「nagaiki- 工房」。建材はご主人自らが輸入し、工事も自身でDIYを楽しみながらのガレージハウス建築となったそうだ。こうした計画は、同社の代表と綿密に打ち合わせを繰り返し、実現していった。

一般的に、施主がDIYで施工することや、自ら輸入建材を導入することは、設計・施工をする側からすると逆に手間がかかり嫌がれることが多いが、輸入建材に理解があり、元々インチモジュールで設計する「nagaiki- 工房」だっただけにご夫妻と意見が合致。理想とするオーダーメイドの住宅が実現したのだ。

ガレージ部分は「ジェイスタイル・ガレージ」が発売するシダーガレージ。このキットガレージは、住宅の竣工とほぼ同時にベタ基礎のみプロに依頼し、友人たちとDIYで組み上げたもの。最初は力仕事が多くて苦労したそうだが、工具を揃え、コツをつかむと次第に作業の時間が短縮されていったとのこと。木製のガレージだけに、内部に棚を増設したり、ペイントするなどいろいろな楽しみがあり、時間を費やしながらその工程を愉しんだそうだ。

その後、長年導入したかった薪ストーブをリビングに設置。ご主人は火を見ながら過ごす夢のスローライフを実現し、奥様も2階のロフトを使い「Pu’uhome」という屋号のロミロミ(ハワイアンマッサージ)ショップをオープンさせた。

ガレージに収まるのは空と海の色とマッチするスカイブルーのアメリカ製ピックアップセダン、エルカミーノ。ガレージの大きな軒下には冬に使う薪を乾燥させるスペースと、真っ赤なホンダXL125。ガレージ前にさりげなく停車しているマツダB2200ピックアップトラックは、まさにカリフォルニアな雰囲気を醸し出している。

海まで歩いて10分ということで、SUPも用意に楽しめる素晴らしい環境。犬のクリスタル、猫のレイと、西の空に沈む太陽をのんびり眺めるスローライフ的ガレージライフ。ご主人の「私たちの好きなアメリカンなカルチャーを理解をしていただけたnagaiki-工房の渡邊代表にお会いできて本当によかったと思います」という言葉が印象的であった。

設計・施工:Nagaiki-工房 千葉県長生郡岩沼2283-6
Phone:0475-32-0185 www.nagaiki-kobo.com

投稿 南房総に移住して建てた、アメ車が似合う大屋根のガレージハウス【ガレージライフ】CARSMEET WEB に最初に表示されました。