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Porsche 911 RSR

赤旗中断に続きコンディションがウェットに

GTクラスのアクシデントにより赤旗中断となった上、予選後半は路面がウエットとなったことで、前半に好タイムを記録した92号車が暫定ポールを獲得した。また、91号車も僅差の3番手に入っている。
GTクラスのアクシデントにより赤旗中断となった上、予選後半は路面がウェットになったことで、前半に好タイムを記録した92号車が暫定ポールを獲得した。また、91号車も僅差の3番手に入っている。

予選開始直後、91号車をドライブするフレデリック・マコヴィッキィと、92号車のローレンス・ヴァントールは、すぐにアタックを行わずピットで待機する。その後、トラック上のトラフィックが落ち着いた段階で、ピットクルーは2台をコースへと送り出した。

クリアラップを得たヴァントールは3分50秒999を叩き出し、その時点での予選トップタイム。2番手にはシボレー コルベット C8.R 63号車が3分51秒132、マコヴィッキィは3番手タイムとなる3分51秒382を記録した。

ところが、マイケル・ファスベンダーがドライブする77号車のアクシデントにより赤旗が出され、予選は中断。その後、コースがクリーンアップされて予選セッションは再開されたものの、コース上には雨が降り始めたことで、前半に記録したタイムを更新することが不可能となった。この結果、92号車が暫定ポールポジションを獲得、91号車は3番手で9日に行われる30分間のハイパーポールセッションに進出した。

トップ6が1秒以内に並んだ激戦のGTE-Proクラスで、トップタイムを記録したヴァントールは次のように予選を振り返った。

「アタックラップは、本当にいい走りができました。ただ、運も良かったですね。長いストレートに続くコーナーで、LMP2マシンが追い抜いてくれたことで、いいスリップストリームを得ることができました。これによりストレートでトップスピードが出せたのです。全体的にクリーンでミスもなかったですし、暫定ポールポジションに相応しい走りができたと思います」

GTE-Amクラスは77号車がハイパーポールに進出

ル・マン24時間レースの予選初日に挑んだ、ポルシェ 911 RSR。
混戦のGTE-Amクラスは、77号車のポルシェ 911 RSRが5番手タイムを記録し、ハイパーポールに進出。93号車をドライブしたマイケル・ファスベンダーはアクシデントもあり、21番手に終わっている。

GTE-Amクラスでは、デンプシー-プロトンレーシングの77号車をドライブしたハリー・ティンクネルが3分54秒224のタイムで5番手に付け、ハイパーポールに進出した。

一方、ル・マン24時間デビューとなったハリウッドスターのマイケル・ファスベンダーは、予選アタック中にクラッシュ。幸いケガはなかったものの、彼がドライブした911 RSR 93号車は条件の良かった予選前半に好タイムを記録できず、21番手で予選を終えている。

ハイパーポール圏内の5番手に入ったティンクネルは、次のように予選を振り返った。

「私たちにとっては、ハイパーポール進出が目標であり、それを成し遂げることができました。ポルシェ 911 RSRはセットアップも微調整を加えるくらいで、これまでにないほど良いフィーリングを得られています」

「サルト・サーキットは非常にペースが速く、ちょっとしたセットアップの調整が大きな違いにつながります。ショックアブソーバーを少し変更したり、リヤウイングを1度でも調整すれば、すぐにそれが分かるほどです。私たちは良いポジションにつけていますし、ハイパーポールでも力強いラップを刻むことができるでしょう。ただ、一番重要なのは決勝レースの24時間をしっかりと走り切ることです」

ル・マン24時間レース予選初日セッションを動画でチェック!


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