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結婚 4〓徳公(ほうとくこう)はすこし目をあげた。翠樹(すいじゅ)の上には晴天がひろがっている。あと一時(いっとき)もすれば、気温が急上昇するのがふつうであるが、ここが中洲(なかす)のせいであるのか、耐えられない暑さを昼になっても感じないことに諸葛亮(しょかつりょう)は気づいていた…