Bentley Flying Spur Hybrid
2024年までに全モデルにハイブリッドを導入
2022年、フライングスパー ハイブリッドの導入により、ベントレーとしては初めて複数のハイブリッドモデルがラインナップに揃うことになった。組織全体でのエンド・トゥ・エンドにおけるカーボンニュートラル達成と、持続可能なラグジュアリーモビリティのトップを目指すベントレーの姿勢が、より鮮明になったと言えそうだ。
今回、型式認証を受けたフライングスパー ハイブリッドは英国と欧州において受注を開始。日本を含めたその他の市場も、まもなく受注が開始される。ベントレーは全ラインナップへのハイブリッドモデル投入を2024年までに完了させる予定となっており、2025年には初のフルバッテリー電気自動車(BEV)を導入。2030年には全ラインナップをBEVに移行する計画を持っている。
燃料満タン状態で805kmの走行が可能
フライングスパー ハイブリッドは、効率的な内燃エンジンと高性能電気モーターの組み合わせにより、現行のW型12気筒やV型8気筒エンジンと肩を並べるフレキシビリティと実用性を実現。さらに、ハイブリッドならではの優れたレスポンスと一体感、洗練されたドライビングを手にしている。
2.9リッターV型6気筒ガソリンエンジンと高度な電気モーターを搭載した新設計のハイブリッドパワートレインのシステム最高出力は、ベンテイガ ハイブリッドより95bhpもアップした536bhp(544ps)、最大トルクは750Nmを発揮。最新のハイブリッドモデルに相応しく、優れたパワーと力強いトルク、素早いスロットルレスポンスを誇り、0-100km/h加速は4.3秒を誇る。
この結果、新設計ハイブリッドパワートレインによる大幅な燃費向上と、ベントレーの持ち味であるエフォートレスで洗練されたパフォーマンスを両立させ、ベントレー史上最高の燃費を実現。燃料満タン状態で805kmの走行を可能とし、さらにモーターだけで41kmも走行することができる。
搭載されるリチウムイオンバッテリーは18.0kWh(実効容量)、わずか2時間半ほどでフル充電が可能。高圧バッテリーに蓄えられたエネルギーは、動力となる電気モーターに供給されるほか、従来の12Vバッテリー系統の補助にも使用される。
内外装に用意された豊富なカラーバリエーション
フライングスパー ハイブリッドのインテリアは、最高のラグジュアリーとモダンなイノベーションが共存。レザーは標準5色とオプション10色の全15色、ウッドパネルは8種類からチョイスが可能で、オーナーが自身の好みに合わせたインテリアに仕上げることができる。
ステッチとエンブレムは同色に加えて、コントラストカラーを指定することも可能。シートカバーに加えるコントラストパイピングは、1950年代にデビューした初代フライングスパーを思わせる趣がある。
エクステリアのオプションカラーは60色以上。マリナーを経由することで、自分だけのエクステリアカラーをオーダーすることも可能だ。「ブラックライン・スペシフィケーション」をチョイスすれば、エクステリアのブライトウェアがモダンな雰囲気のブラックへと統一される。また、オプションのイルミネーション付き電動「フライングB」マスコットもダークバージョンとなる。