| さらにはインテリアも特別仕様、けっこう人気が出そうなグレードだ |
ベントレーは少ない車種の中にもかかわらず、多くの嗜好に応えるラインアップを揃えようとしている
さて、日本はもちろん世界中にて販売が好調なベントレー。
先日は快適性を重視した「アズール」シリーズを各モデルに追加していますが、今回はコンチネンタルGT(クーペ)とコンチネンタルGTC(コンバーチブル)に「S」を加えると発表しています。
これはV8エンジンの出力は同じながらも、ビジュアル面でのアップグレードに加え、「リッチなサウンドとスポーティーなシャシーを備えた」モデルであり、ベンテイガS、フライングスパーSに次ぐ”S”モデルとなります。
なお、この「S」について、先に公開されたティーザー画像では「SHARPER, SLEEKER, SONOROUS, SUBLIME」というキャプションが見られ、つまり「シャープで、なめらかで、豊かな響きを持ち、荘厳な」シリーズということになりそうですね。
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ベントレー コンチネンタルGT SとコンチネンタルGTC Sはこんな外装を持っている
今回発表されたコンチネンタルGT SとコンチネンタルGTC Sの特徴についてざっと紹介してみると、「新型ホイール(22インチ)、ブラッククローム、インテリアの採用」「新設計のV8スポーツエグゾースト装備」「ダイナミックライドを標準装備し、卓越した俊敏性を実現」「ダーク仕上げのフロントランプとリアランプで存在感を強調」「ブラックグロスグリルとエクステリアブライトウェアがスポーティさを強調」「フルーテッドSデザインのスポーツシートを採用したユニークなインテリアカラーを設定」「ダイナミカ(アルカンターラのような素材)とレザーの組み合わせにより、触感を向上させたキャビン」「キャビンにコントラストをもたらす新しいSエンブロイダリー」「ドライバー・ディスプレイには、パフォーマンスに焦点を当てた新しいグラフィックを採用」。
つまりは先日発表された「安らぎ」がテーマのアズールシリーズとは真逆のテーマを持つことになり、しかしこれがベントレーのラインアップに深みをもたらすことに。
搭載されるエンジンは上述の通り4リッターV8ツインターボ、0-100キロ加速はわずか4秒という加速性能を誇りますが、これに48Vアクティブアンチロールコントロールシステムが加わることで俊敏かつ快適な走行を実現しているようですね。
エクステリアだとラジエターグリル、ヘッドライトベゼル、サイドインサートなど各部のブラック仕上げが目に入りますが、「アズール」ではメッキ(ブライト)仕様となるパーツにつき、このコンチネンタルGT SとコンチネンタルGTC Sでは全てブラックへと変更され、ヘッドライトとテールランプまでもがブラックに。
唯一の例外は「BENTLEY」レター、そしてウイングエンブレムですが、これだけはベントレーとして(クロームから)譲ることができなかったのだと思われます。
そしてリアディフューザー、テールパイプもグロスブラック仕上げ。
なお、ホイールは22インチサイズで、グロスブラックの他、新たにペール・ブロドガー・サテン仕上げも選べるように。※21インチのトライスポークホイールデザインも選べる
ブレーキキャリパーはレッドにペイントされ、そのパフォーマンスを主張するかのようですね。
ベントレー コンチネンタルGT SとコンチネンタルGTC Sはこんな内装を持っている
そしてベントレー コンチネンタルGT SとコンチネンタルGTC Sの内装についても特別仕上げとなり、ステアリングホイール、ギアレバー、シートクッション、シートバックレストには、スエード調素材であるダイナミカが使用されていますが、これはベントレー黎明期において、ベントレーを駆ってレースに出るドライバーたちがクッション性とグリップ力を高めるためにステアリングホイールをスウェード調素材で包んでいたことへのオマージュなのだそう。
一方でレザーはシートボルスター(サイドサポート)、ドアパッド、メーターフード、コンソール周辺に使用されていますが、今やベントレーの代名詞とも言えるダイヤモンドキルトが使用されていない珍しいモデルでもありますね。
メーターパネルはコンチネンタル GTスピードと同様にパフォーマンスに特化したグラフィック。
シートは専用ロゴが用いられたフルーテッド仕様ですが、オプションにてダイヤモンドキルティング仕様も選べる、とのこと。
リアシートも同様の仕上げを持っています。
キックプレートには「S」ロゴ入り。
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参照:Bentley
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