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衝撃!ミニJCW(F56 / LCI2)の液晶メーターで「本当の液晶」はごく一部、そのほかは「フェイク液晶」だった・・・!

| ボクはてっきりミニのメーターはフル液晶だと考えていたが |

どうやらBMWのほうがボクよりもずっと上手だったようだ

さて、F56世代のミニ(LCI2)のメーターはフル液晶化されていると考えていたのですが、どうやらこの液晶メーター内で実際に液晶が使用されているのはごく一部であり、その他の部分は「液晶っぽく見せているだけ」ということが判明。

たしかにミニはこのメーターについて「フル液晶」と紹介していたわけではなく、よってフル液晶だというのはぼくの勘違いというか思い込みであり、ここで「どういったこと」なのかについて触れてみたいと思います。

ミニ(F56 / LCI)のメーターはこんな感じ

まずこちらはメーター点灯状態。

メーターそのものは「タブレット」状のデザインを持っており、こうやって見るとどう見ても「フル液晶」です。

そしてぼくはこのメーターを”見たまんまの”フル液晶だと認識していたので、「表示を変えることができないものか」と思って色々と設定を変更してみたのですが、他のクルマでよくあるように「SPORT」モードに入れるとメーター背景がレッドになったりということはできないもよう。

つまりは「ほぼ表示内容を変えることができず」、「せっかくフル液晶なのにもったいないな」とぼくは考えていたワケですが・・・。

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電源を落とすとこんな感じでうっすらと針やスケールが見え、そこで「おや?」と思うことに。

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反対側はこう。

やはりうっすらとスケールが見えますが、この時点では「電源OFFであっても、完全にロックするまでには液晶にほんのりと表示がなされているのか」程度に考えていたものの・・・。

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パネルの奥には物理メーターが隠れていた

強い光が当たるとパネルの奥に物理的なメーターが見える!

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反対側もやはり奥に物理的な目盛りが見えますね。

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そこでもう一度電源をONにすると、メーター内の中央、そして左右とを隔てる黒い(パネル内側の)ペイントに気付かされます(赤い丸の中央)。

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つまるところ、本物の液晶メーターは中央の(赤い四角で囲んだ)部分だけで、その左右は物理的な針、そして物理的な目盛りを持ったメーターであり、液晶ではないということになりますね。

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最近の自動車メーカーはこれまでとは異なるところに注力しているようだ

なお、この気付きに関してはただただ「すごい技術だな・・・」と感心させられることになり、「フル液晶」だと認識してしまうタブレット状のメーター本体、そしてどう見ても液晶っぽい表示や針の動きなど、BMWの「液晶に見せかける」ための努力とその成果には驚かざるを得ないという印象です。

かつて自動車メーカーというとそのエンジンやサスペンションなど「走り」に関する部分に注力していたと思いますが、今や自動車にとって重要な要素は「インターフェース」や「インフォテイメントシステム」であり、そして今回はついに「(先進性を演出するため)アナログをデジタルに見せる」というところにまで腐心するようになったということを意味しているのかもしれません。

ただしこれも「時代の流れ」でもあり、ぼくとしてはとくにネガティブな印象をもっているわけではありませんが(今までのメーターよりはずっといいと思う)、このミニの例のほかにも「ダッシュボードとセンターコンソール全部がひとつの液晶に見える」ものの「実はいくつかの液晶に分割」されており、実際には(そこに何かが表示されそうに見えるのに)そこに液晶はないので何も表示されないという例も。

よって自動車を購入する側としても、これまでとは異なるところに注目しそのクルマを検討したり判断してゆく必要がありそうですね。

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