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<p>長崎市長、市の責任認める「反省して謝罪したい」 性暴力判決を受け | 毎日新聞</p><p>長崎市長、市の責任認める「反省して謝罪したい」 性暴力判決を受け</p><p>長崎市の男性部長(故人)が取材中の報道機関の女性記者に性暴力を振るい、女性を巡る虚偽の情報が市幹部により流される2次被害を市が防がなかったとして、女性に対し1975万円を支払うよう市に命じた5月30日の長崎地裁判決について、市は6月7日、控訴しない方針を表明した。田上富久市長は記者会見で「市に責任</p><p>があり、真摯(しんし)に反省して女性に謝罪したい」と述べ、自身の給与を一定の期間、減額する意向を示した。 判決は2007年7月、市原爆被爆対策部長(当時)が取材に協力するかのような態度を示して夜間に庁舎外で女性と面会し、女性の意に反する性暴力に及んだと認定。職務上の関係性に乗じた行為で「女性の性的自由を侵害し、取材活動に支障を生じさせた」と判断した。別の市幹部が女性を巡る虚偽の情報を流した点も認め、2次被害を防ぐため幹部らを指導注意すべき義務があったのに、市が違反していたと指摘した。 記者会見で控訴しない方針を示した長崎市の田上富久市長=同市で2022年6月7日午後5時1分、高橋広之撮影 市は訴訟で「女性が部長のセクハラの危険性に気付いていながら、取材優先の考え方から適切な対応を取らなかった」などとし、女性に過失があったと主張していた。会見で田上市長は「裁判所の判断を仰ぐために必要な訴訟活動だった」と強調。その上で「判決で指摘された使用者責任や、2次被害を防止する責任を真摯に受け止めたい」と述べ、再発防止策を進める意向を示した。【中山敦貴、高橋広之】 関連記事</p>