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前回までのあらすじ 大きな出来事の後、すぐに反応する作家もいるが、自分の内で発酵していくものを見つめて小説にしたいと山田詠美さんは言う。湾岸戦争時、反戦活動に盛り上がる作家たちを横目に、戦争への恐怖と義務感の間で涙を流す米軍人の夫に寄り添い、山田さんは、大義の陰に隠れた個別の人生…