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「狂乱物価」という言葉は、第1次オイルショックのころに蔵相を務めた福田赳夫氏の造語だという。調べてみると、それが飛び出したのは1974年1月12日の記者会見だ。当時の物価高を福田氏はたしかに「狂乱」と表現したが、トーンは意外に冷静なのがわかる。▼「現在の狂乱した物価状況は思惑、投機による…