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米国のスタートアップCampfireは、独自のヘッドセットを含めたリモートコラボレーションツールを開発しています。同社は2022年6月初旬に米国で開催されたAWE 2022にて、マット型の新デバイス「Campfire Studio Console」を発表しました。

専用ヘッドセットやコンソールを開発

Campfire社が開発するのは、VR/AR両対応のヘッドセットや専用ソフトウェアです。物理的に離れた環境にいるメンバーが、3Dモデルを参照しながら設計やデザインを共同で行えるソリューションを目指します。

視野角(対角)92度のヘッドセットはARとVRのモードを切り替えて使用可能。2019年に破産を報じられたMeta社(Facebookが社名変更したMeta Platforms社とは別会社)の特許を用いて開発したものです。
この他にも、ヘッドセットのトラッカーや複数ユーザーの中心を設定するために機能する十字型の「コンソール」、スマートフォンに専用アクセサリを取り付けたコントローラーなど、ユニークな周辺システムを打ち出していました。

マット上のユーザーがオブジェクトを共有

今回発表した「Campfire Studio Console」は、フロアマットのようなデバイスを複数繋げて使うものです。広い屋内空間での利用を想定しており、このスペース分まで大規模な3Dオブジェクトを共有できる、という内容と見られます。

2021年4月の資金調達時点では、デバイス等のリリースを同年秋としていました。しかし2022年6月現在は、2022年内の発売予定です。

かねてより受け付けてきたアーリーアクセス募集に対しては、航空、アパレル、自動車といった業界のグローバルリーディング企業を含む、数百社から応募があるとのこと。CEOのJay Wright氏によれば「Campfire Studio Console」も、「より大きいものを、高品質で」表現したいという顧客のフィードバックに応えて開発したということです。

(参考)AuganixTwitter

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