ライフスタイルもカリフォルニアテイストなものが好み、ならば家もガレージも好みにしたい!
夢のガレージハウスをフルオーダーの注文住宅で作るとなると、それ相応のコストがかかるが、最近ではその注文にもいろいろな選択肢がある。VWを愛する千葉県のMさんのガレージハウスは、セミオーダーという形で理想とコストを両立させた実例となっている。
「株式会社NEXT」の「ZEROCUBE」という商品は、シンプルなキューブ型のデザインが特徴で、数々のオプションを追加することで施主のライフスタイルに合わせたセミオーダーができるという、企画型住宅。Mさんはインターネットでその存在を知り、カリフォルニアスタイルの「ZERO CUBE MALIBU (1400万円前後)」をチョイス。オプションにガレージを選ぶというセミオーダーのスタイルで、念願のガレージハウスを手に入れたという。
Mさんは24歳のときに空冷のフォルクスワーゲン・タイプ2を購入、今では奥様のために1966年式タイプ1も購入するなど、VWの魅了されている。ライフスタイルもカリフォルニアテイストなものが好みということで、設計時にインテリアやクロスのデザイン指定など、すべてご主人の好みを反映したものとなった。
ガレージハウスを建築するにあたっての、一番の要望はリビングからクルマを眺められるということ。本来リビングとガレージの間には両開きのドアが設定されるが、それをLowEガラスのFIX窓に変更。見事、リビングからクルマが見える間取りを実現した。リビングのフローリングは無垢材が採用されているが、それも基本の金額に含まれており、非常に満足しているとのこと。カリフォルニアを感じさせる淡いグリーンのクロスも全体の雰囲気にとてもよく似合っている。2階にはどうしても客間としてほしかった和室をレイアウト、セミオーダープランを最大限活用し自分たちが使いやすいガレージハウスを実現している。
ガレージ床は施主自らDIYで施工
ガレージは基本設計となる23.19㎡のスペースに、小上がりのスペースを造作。アメリカンなフェンスで区分けをし、将来的にはコーヒーテーブルを置きカフェのようなスタイルに仕上げていきたいという。ガレージ床面はモルタル仕上げで、引き渡し後にMさんがエポキシシールドをDIYペイントで施工している。
外壁にはパワーコート仕上げのガルバニウム鋼板を採用。外壁の色あせを防ぐほか、雨で汚れを洗い流してくれるなど手入れのいらない優れた建材となっている。外溝も単価の高い枕木ではなく、エイジング加工を施した木材にすることで、コストをかけずにカリフォルニアスタイルを演出することに成功。いたるところに工夫がなされている。
ZEROCUBEに標準装備されているシャッターは「三和シヤッター工業」のクッキーという商品。ガレージには水道、換気扇も完備しており、日常作業にとても便利だそう。また、アウトドアグッズをガレージに収納しているため、ガレージ前のスペースではすぐにバーベキューができ、後片付けにも便利ということだ。「ガレージ付きの住宅が竣工して毎日が楽しくなりました」とはMさん。
セミオーダーの住宅で、自分流のガレージングハウスを実現したい方にはとても参考になる実例かもしれない。
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