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<p>“入国禁止の63人”に選ばれた東大・鈴木教授「私を制裁して何がしたいんだろう」「ロシア大使館に行ってビザを申請してみようかと」 – ライブドアニュース</p><p>【疑問呈す】ロシア'入国禁止の63人'に入った東大教授「私を制裁して何がしたいんだろう」 東京大学公共政策大学院の鈴木一人教授は「困ることは何もない」と述べ「機会があったらロシア大使館でビザを申請するなど、体を張った実験をしてみようかな」と冗談交じりに話した。</p><p>ロシア外務省が5日、日本人63人を“入国禁止措置”とすることを発表した。リストには岸田総理をはじめ主要閣僚や共産党の志位委員長などの政治家、読売新聞の渡辺恒雄主筆、週刊文春・加藤晃彦編集長などのメデ</p><p>ロシア外務省が5日、日本人63人を“入国禁止措置”とすることを発表した。 リストには岸田総理をはじめ主要閣僚や共産党の志位委員長などの政治家、読売新聞の渡辺恒雄主筆、週刊文春・加藤晃彦編集長などのメディア関係者が名を連ねており、自民党の高市早苗政調会長は自身のツイッターに「上等やないかいっ。招かれても行かんわい!」と投稿、それぞれの反応も話題となっている。 【映像】自身も“リスト入り”筑波大・中村逸郎教授に聞く 政治学者など、研究者も選ばれている。その一人、東京大学公共政策大学院の鈴木一人教授は『ABEMA Prime』に生出演、ロシア側からはコンタクトもなく、自身の名前が含まれていることをTwitterのフォロワーに教えられて知ったと苦笑いする。 ロシア側は人選について「岸田政権が許容できない反ロシアキャンペーンを展開している」と説明しているが、鈴木教授は「私を制裁して何がしたいんだろう」と首をかしげる。 「制裁の研究をしていて、かつて国連で制裁にも関わっていたので、“制裁屋さん”をとにかく誰か一人、ということなのではないかと推測しているが、今回のロシアへの制裁には全く関わっていないし、大使館との付き合いも無いので、なぜ選ばれたのか全くわからない。ロシアの研究者であれば大変かもしれないが、私は学会で行かないといけないということもなく、ロシアに資産があるわけでもないので、困ることは何もない。 とにかく日本が制裁したから俺たちも制裁を仕返してやろうという感じがあって、国会議員の先生方を見ても、沖縄・北方対策に関わっている方が入っているなど、中身というよりも肩書で選んでいるな、という感じがする。メディアについてもテレビ局の方が入ってないのはなぜだろうと思うし、“とりあえずまとめた”という雑な印象がある。 もし効果のある制裁をしようとすれば、ロシアに資産を持っている人やビジネスをしている人、企業を狙い撃ちにするはずなので、おそらく今後もビジネスは大事にしたいという思いがあるのだろうし、やはり“報復をした”という事実が必要であって、何かしようという意図は感じられない。今後も日本が追加制裁を決定すれば、経済的な影響のない人たちの名前を増やしていく形になるのではないか」。 さらに今後について尋ねると、「名誉だとは思わないが、研究している立場としてはチャンスだと思う。国連では制裁をする側として、国際社会に対して説明できるよう資料を用意して理論武装するが、何もない状態でいきなり降ってくるロシア的制裁はやっぱり違いがあるなと思ったし、機会があったらロシア大使館に行ってビザを申請するなど、体を張った実験をしてみようかな」と冗談交じりに話していた。(『ABEMA Prime』より)</p>