AppleのVR/ARヘッドセットについて、これまで様々な噂が流れ、早期の登場が期待されているが、コンテンツの制作にも余念がないようだ。
The New York Times : Apple Starts Connecting the Dots for Its Next Big Thing
The New York Times誌によると、AppleはJon Favreau氏などのハリウッドの監督に新たなVR/ARヘッドセット向けのビデオコンテンツの制作を依頼しているとのことだ。Apple TV+向けコンテンツ『先史時代の惑星』を制作しているJon Favreau氏は、ヘッドセット向けに恐竜が生き生きと迫力満点に動き回るコンテンツを制作しているようだ。
関係者によると、ヘッドセットは「スキーゴーグル」のような外観をしており、2023年の発売を目指し開発されているとのこと。発売が来年になるのは、主に「バッテリー持続時間の問題」に起因するようだ。
AppleはこのVR/ARヘッドセットの取組を主導するため、Dolby TechnologiesからエンジニアのMike Rockwell氏を引き抜いたが、マシンパフォーマンスの問題により、期待されたクオリティの映像を実現できないことから難航したようだ。これについては、以前にもヘッドセットの開発を巡る問題について紹介した記事に詳しく掲載したので、よろしければご一読頂ければと思う。結局、Appleは未だにパフォーマンスとバッテリー持続時間のバランスで悩まされているようだ。
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また、6月6日(現地時間)に開催されるWWDC 2022において、Appleがこのヘッドセットについて明らかにするかどうかは不明だが、The New York Timesによると、Appleは「アプリが新しいカメラと音声機能を追加できるようにするソフトウェアツールを発表する予定」とのことだ。そしてこれにより、「顧客が最終的にヘッドセットで操作できるようになるハンズフリーインターフェイスの土台を作る」事を目指しているようだ。
噂のRealityOSについて何らかの発表があるのではないかと予想されるが、果たしてどうなることだろうか。WWDC 2022まで後もう少しだ。