もっと詳しく

『生まれた時からアルデンテ』「おいしい」という感覚には個人差がある。気取った店を嫌がる人もいれば、庶民的な食品を敬遠する人もいる。だから、好きなメニューを堪能するためには孤食をいとわない。フードエッセイストの著者も、そのタイプか。食を巡る場面を若い感性で切り取ったエッセーの文庫化…