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世界規模の不確定要素に見舞われた第1四半期

2022年前半は半導体不足だけでなく、ロシアのウクライナ侵攻、さらには中国の大規模なロックダウンなど、ポルシェは特に流通面で大きな影響を受けることになった。
2022年前半は半導体不足だけでなく、ロシアのウクライナ侵攻、さらには中国の大規模なロックダウンなど、ポルシェは特に流通面で大きな影響を受けることになった。

2022年前半の自動車業界は、前年から続く世界的な半導体不足に加えて、ロシアのウクライナ侵攻、さらには中国で続く新型コロナウイルスのロックダウン政策など、様々な不確定要素に見舞われることになった。これを受けて、ポルシェAGのセールス&マーケティング担当役員、デトレフ・フォン・プラテンは、2022年第1四半期について次のようにコメントしている。

「自動車業界全体に影響を及ぼしている例外的な状況を踏まえても、ポルシェの販売チームとディーラーは良好な業績を達成したと言えるでしょう」

「中国など一部の地域では新型コロナウイルスが再流行し、さらに供給や物流に大きな課題が続いています。私たちにとっては試練の時が続いているのです。一方で、ポルシェの製品は欧州、アメリカ、中国をはじめ世界中のお客様から引き続き高い評価を頂いています」

新型コロナウイルスの影響で20%ダウンの中国

上海でのロックダウンにより、ポルシェセンターの閉鎖を余儀なくされ、最大市場の中国において20%ものダウンを記録することになった。
上海でのロックダウンにより、ポルシェセンターの閉鎖を余儀なくされ、最大市場の中国において20%ものダウンを記録することになった。

世界規模で続いている様々な問題により、特に受注に対する納車が影響を受けることになった。それでもヨーロッパでは過去最高を記録した2021年に対して、18%増となる2万2791台を販売。本国ドイツは16%増加となる6925台を納車している。

ポルシェ最大の単一市場、中国では1万7685台をデリバリーした。特に最大都市上海での新型コロナウィルス再流行に伴い、一部地域のポルシェセンターが閉鎖。輸送上の問題が発生したため、納車台数は前年同期比で20%も減少している。

アジア太平洋地域・アフリカ・中東は、合計で2万8991台を販売。米国でも輸送上の問題(輸送船の転覆)に見舞われたにもかかわらず、1万3042台が納車されている。

ラインナップを牽引する2台のSUVモデル

2022年第一四半期に最も販売されたのはカイエンで、2位がマカン。依然として、SUVモデルがポルシェを牽引していることが明らかになった。
2022年第1四半期に最も販売されたのはカイエンで、2位がマカン。依然として、SUVモデルがポルシェを牽引していることが明らかになった。

ラインナップで最多販売台数を記録したのは、これまで通りSUVモデルとなった。トップセールスとなったのはカイエンで、1万9029台を納車。これに続くマカンが1万8329台販売されている。フル電動モデルのタイカンは9470台、911は9327台を納車。また、パナメーラは7735台、718 ボクスター/718 ケイマンは合わせて4536台が販売された。

「すでに第2四半期に入りましたが、私たちは特に依然として厳しい戦闘状態にあるウクライナの状況に注視しています。人々の健康と安全が何よりも大切だからです。ポルシェへの影響については、専門家で構成されるタスクフォースにより継続的に検証・評価を行っています」と、フォン・プラテンは現在の見通しについて付け加えた。

「このような厳しい世界情勢にもかかわらず、販売状況に関しては悲観的になっていません。そして、お客様に感動的でユニークな体験を提供することに関して、私たちはどんな妥協も排するつもりです」


ポルシェ、ロシアへの輸出停止を発表

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