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TDPについて度々話題となっているNVIDIAの次世代GPU、Ada Lovelaceを搭載するGeForce RTX 4000シリーズですが、最上位モデルとして『TITAN』が再び登場するようですがTDPについては900W、VRAMは48GBとバケモノ級GPUになる可能性があるようです。

GeForce RTX 4000シリーズと4年ぶりの『RTX TITAN』

NVIDIA’s Ultimate Ada Lovelace GPU Could Be A Titan Class Behemoth: Rumored To Feature 48 GB & 24 Gbps Memory, Full AD102 GPU, Dual 16-Pin Connectors For Up To 900W (wccftech.com)

NVIDIAでは2022年夏ごろからTSMC 4nmを採用した最新鋭アーキテクチャーであるAda Lovelaceを採用したGeForce RTX 4000シリーズを発売すると見られています。

このGeForce RTX 4000シリーズについては、ハイエンドモデルでは現行のRTX 3090の2倍以上のパフォーマンスを発揮すると見られていますがその分消費電力も大きく上がる見込みで、ハイエンドモデルとして登場が予定されているRTX 4090では消費電力が600W、RTX 4080でも450Wと言うリークも出ており賛否両論を呼んでいます。

そんな、GeForce RTX 4000シリーズですが消費電力600Wを更に上回る900W程度になるモンスターGPU『TITAN』を投入する可能性が出てきています。

ちなみに『TITAN』はNVIDIAのコンシューマー向けGPUの最上位モデルに名付けられるものになっており、最も最新のモデルは2018年12月にGeForce RTX 2000シリーズの最上位モデル『TITAN RTX』となっています。ただ、このTITAN RTXを最後に3年以上、TITANの新モデルは発売がされていませんでした。

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2022年にNVIDIAではGeForce RTX 4000シリーズ、通称Ada Lovelaceを発売予定としています…

AD102 GPUでCUDAコアは18432基。VRAMはGDDR6X 24Gbpsを48GB搭載

TITANの存在やその仕様関係の情報はkopite7kimi氏から出現しています。

仕様について、GPUにはAD102 GPUを採用、有効化されるCUDAコアの数はAD102 GPUが搭載する18432基ずべてが有効化される見込みです。なお、GeForce RTX 4090も当初は18432基と言われていましたが、歩留まりや消費電力の問題か、16128基に減らされています。

VRAM関係には速度が24Gbpsで動作するGDDR6Xを搭載、さらに48GBのVRAM容量を実現すると見られています。このVRAM速度はGeForce RTX 3090 TiやRTX 4090に搭載予定の21Gbpsを上回るものになっており、帯域幅としては1.152 TB/sに及ぶと見られています。また、48GBのVRAM容量を実現するために、TITANではRTX 3090のように基板両面にメモリーモジュールを搭載する事となりそうです。

TDPは900W、16ピン電源コネクターを2基搭載?

このTITANですが、TDPについては800W~900W程度になると見られています。現行のGeForce RTX 3090 TiのTDPが定格で最大450Wという事で約2倍程度のTDPに引き上げられる事になります。

Kopite7kimi氏によると、この高いTDPに対応するため電源コネクター1口から最大600W供給できる16ピンの12VHPWR電源を2口搭載するとの事です。なお、NVIDIAではまだ12VHPWRに対応している電源が少ない現状を踏まえて、既存の8pin電源を12ピンに変換するアダプターを搭載しますが、8pinコネクターでTDP 900WのTITANを動かす場合、6本の8pinを繋ぐ必要があります。

 

日本のコンセントでは1つのコンセントから供給できる電力は1500W(差込口毎ではありません!)までが使える電力となっており、そのコンセントがもし部屋の中に複数存在していても、部屋毎に設置されている子ブレーカーの電源容量は20A x 100Vつまり、その部屋の中では最大2000Wまで使う事が出来ます。

恐らくTITANを搭載するPCで考えられるのがGPUで900W、CPUで300W、その他で100W程度の合計1300W程度の消費電力がピークになると考えられるため、まだ日本の家でも特別な配線工事は不要なレベルとなっていますのです。ただ、NVIDIAが更にTDPを上げるというマネをすればもうEV充電やエアコン用の200Vコンセントが必須となります。

東京都では新たに建設する家に対してソーラーパネルの他、EV用200Vコンセントの設置の義務化を検討しているようですが、EV用コンセントについては駐車場の他に自分の部屋の中にも配線しておいた方が良いかもしれませんね。

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