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岩波茂雄が1913(大正2)年に古本屋からスタートし、翌年に夏目漱石の『こゝろ』を出版して軌道に乗り、戦前戦後の日本の出版界を牽引してきた岩波書店は、来年創業110年目を迎える。 中野慶『小説 岩波書店取材日記』(かもがわ出版) かつては大衆的な「講談社文化」に対して、「岩波文化」はインテリジ…