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ポルシェのパートナーとして存在感を増すリマック

2018年に協力関係締結以来、リマックはポルシェとのパートナーシップを拡大。ポルシェの財務担当役員、ルッツ・メシュケは「リマックはさらに成長する」と、指摘する。
2018年に協力関係締結以来、リマックはポルシェとのパートナーシップを拡大。ポルシェの財務担当役員、ルッツ・メシュケは「リマックはさらに成長する」と主張する。

2021年、ポルシェが主導し、ブガッティとリマックを統合した合弁会社「ブガッティ-リマック」を設立。ブガッティ-リマックのCEOには、電動ハイパーカーのパイオニアであり、リマック・アウトモビリの創設者兼CEOのマテ・リマックが就任した。

ポルシェの取締役会会長のオリバー・ブルーメと財務担当役員のルッツ・メシュケが、この合弁会社の監査役会に参加。ブガッティ-リマックは、リマック・グループ(55%)とポルシェAG(45%)が所有することになった。

今回、リマック・グループは総額5億ユーロもの増資を決定。増資後もポルシェは引き続きリマック・グループの約20%を保有し、創業者兼CEOのマテ・リマックは引き続き筆頭株主となる。リマックへの増資について、ルッツ・メシュケは次のように説明した。

「リマックが新たな投資を獲得したことを嬉しく思います。そして、このエキサイティングな企業の継続的な発展について私たちは楽観視しています。ポルシェは2018年にリマックの可能性を確信していました。そのコミットメントにより、同社の進歩と現在の成功に貢献できたことを嬉しく思います」 

「今回の増資により、新たな投資家が加わったことで、リマックは電動モビリティにおける地位を拡大し続けることになるでしょう。ポルシェにとって、彼らはさらに強力なパートナーとなっています」

生産規模拡大に向けて大規模投資を行うリマック

現在、少量生産メーカーとして、ハイパースポーツの開発や生産を行うリマック。今回の大規模な投資は、生産規模を拡大するための資金調達となることを、マテ・リマックCEOは明かした。
現在、少量生産メーカーとして、ハイパースポーツEVの開発や生産を行うリマック。今回の大規模な投資は「生産規模を拡大するための資金調達になる」とマテ・リマックCEOは明かした。

リマックによる新たな資金調達は、テクノロジー分野に特化した投資ファンドのソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導。また、金融業界からは、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが、新たに投資グループへの参加を決めている。リマックCEOは今回の大規模な増資について、次のようにコメントした。

「リマックは今後数年間、野心的な成長計画を立てています。今回、私たちのビジョンを信じてくれる投資家から、多くのサポートを受けられたことを誇りに感じています」

「また、これまでの私たちの成功に重要な役割を果たし、支援を続けてくれているポルシェにも感謝します。リマック・グループは、この新たな資本を大量生産プロジェクトに投資します。これを受けて、2022年だけで700名の従業員を追加雇用する予定となっています」


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