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イギリスの画家・挿絵画家ウォルター・クレインは20代初めの頃、幕末の日本を訪れた知人から数枚の浮世絵を譲り受けて、それに影響を受け、手がけていた子供向け絵本に応用した。ここに掲げる図版では、婦人の手にする日本の団扇(うちわ)の向こうに、浮世絵をアレンジした衝立(ついたて)が見える。…