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ランボルギーニ・シアン

 

| ざっと調べると、「闘牛」との関連性が見つからないものの、やはりぼく闘牛由来の名称だと思う |

ランボルギーニは基本的に「闘牛由来」の名をそのクルマに与えている

さて、ランボルギーニが欧州連合知的財産庁(EUIPO)に「Revuelto」なる商標を届け出ており(出願番号018707961)、これが同社の新型スーパーカーの名称に使用されるのでは、とウワサされています。

これはスペイン語にて「かき混ぜた」「暴動、反乱」「けんか」「カーブ」という意味があるようですが、「かき混ぜた」というところからスクランブルエッグを意味することもあるもよう。

なお、ランボルギーニはこれまでの車種のほとんどに闘牛もしくは闘牛に関連する名称を採用しており、それに類しないのは「カウンタック」「ハラマ」「シルエット」「セスト・エレメント」「アステリオン(一応牛がらみ)」「チェンテナリオ」「ウルス(牛の種類の名前ではあるが闘牛由来ではない)」「テルツォ・ミッレニオ」「シアン」「エッセンツァSCV12」といったところ(意外とあったな)。

ランボルギーニ・エッセンツァSCV12
まったく「ブレない」スーパーカーメーカー、ランボルギーニ。そのモデル名、ボディカラー名、ホイール名などは神話や星座に関係し、こういった由来を持っている

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やはり「Revuelto」は闘牛関連?

ただ、わざわざランボルギーニがスペイン語を用いるということは(闘牛以外の名を持つ場合はイタリア語が多い)やはり闘牛がらみだとも考えられますが、「かきまぜた」という意味があるところからすると「ガソリンエンジンとエレクトリックモーターを組み合わせた」ハイブリッドということを意味したいのかもしれません(ただ、Revueltoには、同じ「混ぜた」にしても”ごちゃまぜ”のような意味があるようなので、この推測は正しくないかも)。

参考までにですが、ランボルギーニは以前ハイブリッドモデル「アステリオンLPI900-4」をコンセプトカーとしてリリースしたことがありますが、この「アステリオン」は「ミノタウロス」の別名だといい、そしてミノタウロスはギリシャ神話に登場する「牛の頭を持つ巨人」であり、これはまさにハイブリッドを意味していたのだと思われます。

ランボルギーニ・アステリオン

ランボルギーニは新時代に向け闘牛のイメージを切り離す?

なお、この「Revuelto」が闘牛関連でない可能性もあり、たとえばランボルギーニがハイブリッドという新しい時代へと向かうに際してこれまでの伝統を捨てる可能性も。

実際のところ、ランボルギーニCEOであるステファン・ヴィンケルマン氏は「過去を振り返らない」ともコメントしており、伝統を捨て去ることにはためらいがないのかもしれません。

ランボルギーニ・シアンFKP37
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しかしその一方、新しいランボルギーニの中期計画として「ディレッツォーネ・コル・タウリ」を打ち出していますが、これは「コル・タウリに向けて」という意味となり、コル・タウリとはランボルギーニ創業者であるフェルッチョ・ランボルギーニの星座である「牡牛座」でもっとも明るい星を指していて、つまりここではそのルーツと「牛」を強調しているわけですね。

こういった事情を鑑みるに、やはりぼくは「Revuelto」とは闘牛に起因するものだろう、とも考えています。

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参考までにですが、この商標が出願されたのはEUIPOの第9分類、12分類、25分類、28分類で、第9分類には「電気自動車を駆動するためのバッテリー」、12分類には「電動バイク、電動車含む電動モビリティ」が含まれ、25分類と28分類は自動車に関連するものなのだそう。

よってこの商標がハイブリッドカーに使用されるのはほぼ確定的だと考えて良さそうですが、直近で登場するのはアヴェンタドール後継モデルであり、「新型V12ハイブリッドモデル」の名称がRevuelto(レブエルト)になるのかもしれません(なかなかにエキゾチックな響きでカッコいいと思う)。

参照:Carbuzz

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