半導体関連ビジネスで2030年ごろに売上高1000億円を目指す三菱ケミカルホールディングスグループ。20年に各事業部に点在していた半導体材料を集約して「半導体本部」を新設するなど、半導体分野の開拓に力を注いできた。「セクター内でシナジーが生まれてきた」と話すアドバンストソリューションズドメインの若林聡半導体セクター長に今後の戦略を聞いた。
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<組織の壁を打破>
- 同一組織となりましたが、連携の面はいかがですか。
「以前は情報交換を目的に事業部間で連携を図っていたが、どうしても事業部の壁の意識があった。統一組織となって壁がなくなり、活発に議論できる体制が整った。当セクターに含まれていないエポキシ樹脂などの半導体材料もあるため、引き続き風通しを良くし、連携していきたい。エポキシ樹脂や各種フィルムなど三菱ケミカルグループはさまざまな半導体材料、技術を保有しており、全社で半導体の進化に貢献していきたい」
「ユーザーが当社を見る目も変わってきた。豊富な半導体材料をラインアップしたことで、ユーザーとの接点や密度が増し、確度の高い情報が得られている」
- 事業戦略について。
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