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地下の冥界を支配する死の神が、死者を驚かせようと両手を高く上げて滑稽な表情をつくる。高さ176センチ、重さ128キログラムの巨体だが、口を開けて笑う表情は恐ろしいというよりもあどけない。13~16世紀にメキシコ中央高原で栄えたアステカ文化の「ミクトランテクートリ」の像だ。アステカ人は、人間…