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 日本ユピカは、再生原料を用いた不飽和ポリエステル樹脂を開発した。使用ずみの半導体洗浄液から回収したグリコールを用いてオルソ系の汎用樹脂として製造するもので、従来廃棄されていたものを原料に活用できるコスト競争力を強みに、輸入樹脂の対抗品として昨年から販売を開始した。住宅機材用途を中心に展開しており、「これまでコスト的に厳しかったという用途に売り込みをかけていく」(山根祥弘社長)。同社はバイオマス樹脂や軽量化に貢献する炭素繊維複合材料(CFRP)用樹脂の展開拡大にも取り組んでおり、CFRP用では新たにボリュームゾーン向け樹脂を欧州企業にライセンスするなど、環境対応製品の事業展開に拍車をかけている。

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