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2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。

テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。

5月28日(土)の放送では、一風変わったクレヨンを作っている木村尚子さんを特集した。

◆野菜本来の色を存分に活かしたクレヨン

mizuiro株式会社代表取締役の木村さんは、廃棄される野菜や果物を原料にした「おやさいクレヨン」の生みの親。

『おやさいクレヨン』は本物の野菜からできています。ネギからできたクレヨンはほんのりネギの香りがして、すごく美味しそうです」(木村さん)

都内の幼稚園を訪ねてみると、園児たちが思い思いの「おやさいクレヨン」を使って自由にお絵かきしている。

スタッフ:「このクレヨンは何のクレヨン?」

女の子:「むらさきいも!」

女の子:「ゆきにんじん!」

◆クレヨンが食育のきっかけに

私生活では子育てに励んでいる木村さん。「おやさいクレヨン」を作ったきっかけは、料理中の“ひらめき”だった。

ある時台所で料理をしているときに、野菜の色がすごく綺麗だなと思ったので、野菜の搾り汁とかを筆につけて絵を書けないかなと発想して、クレヨンを作ってみることにしました」(木村さん)

材料を模索する中、規格外などの理由で廃棄される野菜が多いことを知り、地元・青森県産の廃棄野菜を活用することに。最近では、日本各地の野菜を使った「ご当地おやさいクレヨン」も広がりを見せているという。

安心安全な野菜や果物を使ったご当地の輪を広げたいと願う、木村さんが思い描く未来とは?

「子どもの時から食べ物はいつでもあるものではなく、本来大切にしなければいけないものだと伝えなければ、大人になってもわからないと思う。このクレヨンを通じて、家族で理解を深めるきっかけになってくれたらいいなと思っています」

なお、『しあわせのたね。』次回6月4日(土)の放送では、何度でも使える“マルチユースカップ”を使って環境に貢献している人物を特集する。