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テーザー銃の開発企業として知られるAxonが、VRスタジオFoundry 45の買収を発表しました。同社は警察関係者向けテーザー銃トレーニングを、VRで提供します。

二社のVRトレーニングチームが統合

Foundry 45は2015年設立。VRトレーニングやVRマーケティングを主領域とする企業で、これまでDelta Air Lines、The Weather Channel、AT&TなどへのVR体験構築を担った実績を有します。同社を買収したAxonにもVRトレーニングを提供するチームがあり、今後はFoundry 45とAxonのチームが統合、VRトレーニングソリューションの提供能力が強化されるとのことです。

テーザー銃は、電極を銃のように発射することで遠距離から標的に電流を流し、制圧することができる、スタンガンの一種です。世界中の法執行機関や軍隊にて使用されており、警棒などに代わる武器として運用されています。

一方でテーザー銃は「電流を流す」という性質上、標的に重症を負わせたり、最悪の場合死亡に至るケースも確認されています。また拳銃と形状が似ているため、アメリカではテーザー銃と間違えて実銃を発砲するという事件が散発し、一部は死亡に至っています。こうした特性から、テーザー銃の使用者は十分な訓練を受ける必要があり、今回のVRトレーニングソリューションの提供強化を経て上記のような出来事の発生抑止が期待されます。

(参考)Road to VR
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