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トヨタがbZ4Xの価格を「600万円」と発表、しかし購入はできずKINTOでのリースのみ。10年契約だと契約時に77万円を支払い最初の4年は10万7800円/月、支払総額は963万円

| 正直、どうしてもbZ4Xが欲しいケースを除くとKINTOにて契約する理由が見当たらない |

ボクはKINTOに対して当初から懐疑的だ

さて、トヨタが新型EV「bZ4X」の価格を600万円に設定し、あわせてサブスクリプションサービスの月額使用料を決定したと発表。

なお、bZ4Xは個人向けとしての「車両販売」はなく、サブスクリプションサービス「KINTO」を通じてのみの提供となり、5月12日正午より、WEBサイトもしくは販売店を通じ、3000台分の申し込み受付が開始されます。

10年契約だと支払い総額は963万7320円

KINTOにはbZ4X専用プランとして最長10年の契約が用意されていますが、この場合、契約に際して77万円の申込金が必要で、月額使用料は10万7800円。

ただし最初の4年に限ってだと、CEV(クリーンエネルギー自動車)補助金を適用すると8万8220円/月となり、5年目以降はこの補助金がなくなるものの段階的に金額が引き下げられ、5年目だと7万5460円、6年目では7万70円、7年目では6万4680円、8年目だと5万9290円、9年目では5万3900円、10年目は4万8510円。

これらを含め、10年間bZ4Xの乗り続けた場合の支払額が補助金なしだと963万7320円、補助金を考慮すると869万7480円ということになります。

なお、bZ4Xについては、KINTOの通常利用プランに含まれる自動車保険、自動車税、車検費用、メンテナンス料金のほか、バッテリー性能の保証(10年20万キロ/電池容量70%)、コネクティッドサービスにかかる費用も含まれる、とのこと。

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KINTOは果たしてお得なのか

なお、ぼくは正直KINTOに対してはやや懐疑的で、その大きな理由は「払い損」「途中解約できない」というもの。

まずKINTOはローンではなくリースなので、期間中お金を払い、契約期間が終了したとしてもそのクルマは自分のものとならず、トヨタに返却せねばならないわけですね(乗りたいときだけ乗るというカーシェア的な使い方ができない)。

これがローンだと「最終的に自分のものになるので」それを売却してお金を得ることが出来ますが、KINTOではそれができないということになります。

そして「解約」できないのもちょっと困りもので、転勤や家族構成、経済事情の変化によってクルマが不要になったり、クルマを替えたいと考えても、ローンでの購入のように「売却して乗り換え」ができず、解約できるようになるまで乗り続ける必要があります(10年契約であれば5年経過時。それ以前に解約すると中途解約金が必要)。

ちなみに以前までは自動車保険について自分で手配する必要があったものの、その後KINTOでは内容を見直して「保険もコミコミ」となっており、KINTOの努力も認めたいとは思いますが、上記の理由にてKINTOを選ぶ理由は薄い、と考えています(残価設定ローンにて”購入”したほうがよっぽどいい。KINTOで契約する際も車両を自分用に新規発注するので購入と手間は変わらない)。

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参照:Toyota

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