2018年から電気自動車の本格生産を開始
2014年11月に設立されたNIOは、高性能EVモデルの開発・生産に特化したスタートアップ企業。これまでニュルブルクリンク・ノルトシュライフェにおいて電気自動車最速ラップを記録したスーパースポーツ「EP9」などを発表している。
2018年5月から市販モデルの本格生産をスタートし、2022年4月までのわずか4年足らずで、生産台数20万台に到達した。生産台数10万台から約1年で20万台を達成しており、その勢いをアピールすることになった。
100万台のキャパシティを持つネオパーク
2022年、NIOは同社にとって第2世代電動プラットフォーム「NT2.0」を採用した、3つのニューモデル「ET7」「ET5」「ES7」をデビューさせる予定。既存モデルの「ES8」「ES6」「EC6」も最新のデジタルコクピットを搭載した2022年モデルへとアップデートしている。
販売面に関しては、2022年末までに中国国内に100以上の新規ショールームと、50以上のサービスセンターをオープンする。開発部門への投資は前年比2倍以上となっており、2022年末までに研究開発部門の社員は9000名にまで増加するという。
年間100万台の生産規模を計画している巨大生産拠点「ネオパーク」は、2022年第3四半期から製造を開始。さらに中国の国内市場だけでなく、グローバル展開も加速させる。2022年中に、ドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマークにおいて、販売・サービスを開始する予定だという。