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<p>ロシア国債「不履行」認定 金融組織、投資家主張判断</p><p>ロシア国債「不履行」認定 金融組織、投資家主張判断 4月に償還期限を迎えたドル建て国債で、支払猶予期間中に発生した利息を受け取れなかったとの投資家の主張を認めた。 欧米の経済制裁や巨額の戦費に圧迫されるロシア経済は、今回の事態で一段と苦しさを増しそうだ。</p><p>世界の大手金融機関でつくるクレジットデリバティブ決定委員会は1日、ロシア国債の利払いが「不履行」に当たると認定した。4月に償還期限を迎えたドル建て国債で、支払…</p><p>ルーブル紙幣=2014年12月、ロシア・クラスノヤルスク(ロイター) 世界の大手金融機関でつくるクレジットデリバティブ決定委員会は1日、ロシア国債の利払いが「不履行」に当たると認定した。4月に償還期限を迎えたドル建て国債で、支払猶予期間中に発生した利息を受け取れなかったとの投資家の主張を認めた。欧米の経済制裁や巨額の戦費に圧迫されるロシア経済は、今回の事態で一段と苦しさを増しそうだ。 契約通りの条件で償還や利払いができないとして、市場から事実上のデフォルト(債務不履行)と見なされる可能性が高い。ただ、今回の支払い不履行はウクライナ侵攻を受けた欧米側の制裁強化でドル資金を動かしにくくなったことが主因で、ロシア政府に支払い能力はあるとされ、通常のデフォルトとは異なる。 対象となるのは、4月4日に期限を迎えたドル建て国債。ロシアは30日間の猶予期間終了間際に支払ったが、投資家は、この間の利息として約190万ドル(約2億4200万円)を受領できたはずだと訴えた。(共同) 特集・連載:</p>