Google では、コンピュータを使ってワクワクするものづくりに取り組む児童生徒や、それを支える教員のみなさま向けに様々なコンピュータサイエンス教育プログラムやリソースを提供する活動を行っています。本日は、最新の活動についてご案内します。
STEAM Career Magazine vol.3
本日、プログラミングやコンピュータサイエンスを学ぶと将来どのような可能性があるのかを紹介する雑誌、STEAM Career Magazine の第三号である STEAM Career Magazine vol.3 をオンラインで公開しました。今回は、「文理・進路選択」を特集し、Google で働く女性エンジニアやその他の学生、プロフェッショナルがどういった思いで文理選択や進路選択をされたのかを深堀りしています。ぜひ、学校でのキャリア教育などにお役立てください。
exploreCSR (Computer Science Research)
大学がコンピュータサイエンスの研究の楽しさをより広く学生に伝える活動を支援するための教員向けのアワード、exploreCSR の募集を本日より開始しました。6 月 29 日まで募集しているので、応募詳細は公式サイト(英語)をご確認ください。2021 年度は日本を含む全世界の 35 の大学での取り組みを支援し、日本では以下の取組を、本アワードを通して支援しました。
- 明治大学 五十嵐悠紀先生の「大学を超えた情報系女子学生が集うプラットフォーム」
- 東北大学 赤間怜奈先生のプログラミングワークショップなどの女子学生向けイベント
- 東京大学 宮本さくらさんらによる女子学生向けハッカソン
Award for Inclusion Research Program
Award for Inclusion Reasearch は、インクルーシブな社会の実現に向けた研究に最大 6 万 US ドルの研究資金を寄付するグローバルな支援プログラムです。今年は、アクセシビリティ、アルゴリズムの公平性、気候変動などを含む 7 つの研究分野を重点領域として設定しています。6 月 20 日より本アワードへの応募の募集を開始しますので、研究者の方は 公式サイト(英語)より詳細をご確認の上、ぜひご応募下さい。
Mind the Gap
Mind the Gap プログラムへの申込みを今年度も募集しています。Google の製品開発を手がける女性エンジニアによるオンラインあるいは対面での講演や質問コーナーなどを通じて、技術分野の仕事について楽しく知る機会を提供しています公式サイトよりプログラム概要をご確認の上、学校単位でお申し込みください。
Google がサポートするコンピューターサイエンス教育関連の取り組み
- 小学校の女性教員向けプログラミング教育の教員養成プログラム「SteP」
「SteP(Step by step for teacher’s programming)」は、プログラミング教育において小学校の女性教員の積極的な参画を促進することで、学校教育における「IT や理系は男性が選択するもの」といったアンコンシャスバイス(無意識の思い込み)やジェンダーギャップの解消を目指す、特定非営利活動法人みんなのコードの取り組みです。この度、SteP の 2022 年のプログラムを Google がスポンサーとしてサポートします。本日よりこちらのサイトから応募できますので、小学校でのプログラミング教育を実践されたい女性教員の方は、ぜひ締切日の 7 月 8 日までにご応募ください。 - Technovation Girls
Google は、次世代の女性 IT 起業家の育成を目的とした米国の非営利団体「Technovation」主催のコンテスト「Technovation Girls」への日本からの参加を、国内の公式アンバサダーである 一般社団法人 Waffle を通じてスポンサーとして支援するとともに、16 人のエンジニアを含めた社員による参加者へのメンタリングや、プログラミング入門コースの提供を行ってきました。先月には、日本公式ピッチイベントがオンラインで開催され、Google 日本法人代表の奥山真司より、若者と活動家のためのオンライン対話型コミュニティを提供する事を目的としたアプリを開発したチーム 「Bridgeship」 へ、Google 賞を授与しました。
本日ご紹介した活動などが、コンピューターサイエンス教育を行われる教員の方々の一助となり、より多くの児童生徒に興味を持っていただけるきっかけとなれば幸いです。