| ちなみにポルシェは 本気で911の4ドアの発売を考えたことがある |
ただしパナメーラやタイカンが登場した今、911の4ドアが実際に発売されることはないだろう
さて、いつも秀逸なレンダリングを自身のインスタグラム上に公開するデザイナー、Sugardesign_1氏。
今回は「ポルシェ911タルガ 4ドア」のCGを作成し、数枚の画像を公開しています。
なお、ここ数世代のポルシェ911、とくに992世代の911は排ガス規制に対応するための大きな触媒を備えたり、ターボエンジンへと送り込むエアを冷却するためのインタークーラー、そしてもちろん大きな熱量(パワー)を発生するエンジンを冷却するためのシステムなどを車体後部へと詰め込んでいるためにリヤのマスが大きくなっていて、しかしこのレンダリングのように車体を延長してみると、意外や全体のバランスが取れて見えるようにも感じます。
ただしその印象は「911にあって911にあらず」
ただ、そのバランスが改善されているように見えるとしても、もともとのアンバランスさも含めて「911」なのであって、このレンダリングは911っぽくはありますが、やっぱり911とはちょっと違うクルマなのかもしれません。
画像を見ると、タルガとはいえど、前後ドアの中央にピラーを設ける必要があり(そのため4ドアのオープンモデルを作ることはかなり難しい)、よってルーフの前半分は開閉できずに「鉄板」仕様。
そしてルーフが閻くのは車体後部のみといった構造となっていて、そのためオープンエアを楽しめるのは後部座席に座った場合のみ。
ポルシェは実際に4ドアの911を考えたことがある
なお、「4ドアの911」というと911を冒涜しているようにも感じてしまいますが、なんとポルシェ自身もかつて4ドアの911を市販しようと考えており、それがこのポルシェ989。
プロジェクトを率いたのは993の開発チームのリーダーでもあったウルリッヒ・ベッツ氏で(のちにアストンマーティンのCEOになる)、ポルシェはずっとスポーツセダンを作りたがっていた、ということがわかる一台ですね。
そのほかにはこんなレンダリングも公開されている
そしてSugardesign_1氏はこのほかにもいくつか興味深いレンダリングを公開しており、こちらは逆に「5ドアを3ドアに」変更したポルシェ・タイカン・スポーツツーリスモ」。
こちらは944のレストモッドということになりそうですが、前後オーバーフェンダー装着にフロントにはエアロフリック、ボンネットは半透明。
サイドやリアにもダウンフォースを増強するためのフラップが装着されているようですね。
こちらはタイカンを2ドア化し、さらにオープンへとコンバート。
911「サファリ」。
樹脂製と思われるボディ下回りのパーツ、そしてフェンダーアーチがいい雰囲気を出していると思います。
ポルシェ911の「商用車」という設定の作品も。
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