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真っ白い波頭の先に、だいだい色のブイが揺れていた。5月上旬、紺碧(こんぺき)の空と海が広がる東京電力福島第1原発の沖合。ブイは海底トンネル工事の目印だ。そばには海底面を整地する大型の作業船も停泊している。作業は月の初めから始まったが、この日は潮流が速く、休止になったという。 一方の…