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<p>ウクライナ、ブチャでの戦争犯罪容疑でロシア兵10人の捜査開始 – BBCニュース</p><p>BBCニュース – ウクライナ、ブチャでの戦争犯罪容疑でロシア兵10人の捜査開始</p><p>ウクライナは4月30日、首都キーウ郊外の町ブチャでの戦争犯罪をめぐって告発したロシア兵10人の捜査を開始した。ブチャでは市民が拷問され、強姦され、殺害されるなど、戦争犯罪が行われた疑いが出ている。</p><p>スウェーデンの「ディアコニア国際人道法センター」のマネージャー、スティーヴン・ウィルキンソン氏は、容疑者らがロシアにいる場合は起訴に成功する可能性はかなり低いと指摘する。 しかし第64自動車化狙撃旅団は現在、ウクライナに戻り、ドンバス地方の戦闘の最前線になっているイジュームへ東進している。報道によると、同旅団は大きな損失を被ったという。 もしこの10人がまだ旅団に所属しており、生きていれば、発見されて裁判にかけられる可能性はゼロではない。 ウクライナ当局は実際、2014年に東部で捕らえたロシア兵2人を「テロ行為」の罪で起訴することに成功している。このロシア兵たちはその後、捕虜交換でロシアに引き渡された。 ハーグの国際刑事裁判所(ICC)などの国際的な仕組みも注目されているが、「ウクライナ国内で起訴するのが最善かつ最速の方法だという場合が多い」と、ウィルキンソン氏は付け加える。 また、容疑者らが指揮官ではなく「歩兵」であることも、起訴を容易にする可能性がある。ただしこれは、「指揮官の刑事責任を追及する必要性を排除するものではない」という。 一方でウィルキンソン氏は、正義を求めるウクライナの戦いには懸念要素もあると話す。特に、写真がインターネットで拡散される様子だ。 「たとえ強力な証拠があるとわかっていても、有罪が確定するまでは推定無実だと法律で定められている。自由で公正な裁判はどうなるだろうか? ブチャの事件は大勢の感情を大きく動かした。そのため、(裁判の自由や公正さが)根本的に損なわれているわけではないが、危険にさらされていると言えるだろう」 また、ウクライナ当局が以前公開した同旅団の名簿には、すでに除隊していたタジキスタン出身者の名前が多数含まれていた可能性があることが明らかにされた。 ラジオ・リバティー(ラジオ自由ヨーロッパ)のタジキスタン語サービス「オゾディ」は、「旅団に所属するタジキスタン人が何人、ウクライナにいたかは不明だが、名簿に名前があった8人のタジキスタン人とその親族は、自分はそこにいなかったと主張している」と伝えた。 このタジキスタン人たちの名前はいずれも、木曜日に発表された容疑者リストと一致しない。</p>