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<p>コロナ後のグアムは“大人のリゾート”に 最新日系ホテル「THE TSUBAKI TOWER」栁澤GMに現況と戦略を聞く – TRAICY(トライシー)</p><p>コロナ後のグアムは“大人のリゾート”に 最新日系ホテル「THE TSUBAKI TOWER」栁澤GMに現況と戦略を聞く</p><p>コロナ禍が始まって間もない2020年7月、グアムに島内最上級を謳うラグジュアリーホテル「THE TSUBAKI TOWER」が開業した。ハイアット リージェンシー グアムなどを運営している日系のケン・コーポレーショングル […]</p><p>「グループにおいてはアイコンという位置づけです。グアムを準富裕層、富裕層のお客様にも楽しんでいただけるデスティネーションにしようという目標のもとで動き出しました。グアム政府観光局としても、2020年に観光客を200万人に増やすという『2020年プラン』を掲げ、アッパーマス層や富裕層をターゲットにしたハイエンドのプロパティを新たに作るインベスターを探している状況でした。それなら我々がやりましょうと。我々が考えていた『大人のグアム』を具現化できるプロパティがこのホテルだと思っています」 ――富裕層を取り込む。 「グループではハイアットが15年ほどリーダーとしてマーケットをひっぱり、他のホテルも一緒に追随して、付加価値をつけながら客室単価を上げてきました。デュシットさん(デュシット ビーチ リゾート グアム)が開業すると、ハイアットに代わるリーダーとして頑張ってくれました。そして今度は我々がリーダーとして頑張っているという状況です。プライスリーダーになることについては、私はいいことだと思っています。我々はグアムで4割近いシェアを持っているので、グアム全体が盛り上がることで結果的にベネフィットにつながります。プライスリーダーとしてもっと押し上げていかなければいけないと思っています」 食事が美味しいホテルは“色気がある” ▲グアムらしい食材を使ったイタリア料理を提供するメインダイニング「ミラノグリル -ラ ステラ-」。ANAインターコンチネンタルホテル東京の元統括副総料理長がエグゼクティブシェフを務める ――付加価値。特に食事にこだわりがあると感じた。 「客室でゆったり過ごしていただくことを考えた上で、ホテルの中で物事を完結させるためにはしっかりとした食事を提供する必要があります。韓国からも日本からも、舌の肥えた方たちが必ずいらっしゃる。そうなると、朝食でも、お昼のサンドイッチでも、メインダイニングのフルコースでも、ルームサービスでもすべて美味しいものを提供しなければいけません。お客様に『(メインダイニングの)ミラノグリルで食事したいからツバキに泊まろう』と思ってもらえる世界を作れたら“勝ち”だと思っています。食事が美味しいホテルは大抵、“色気がある”と思っています。食事=お酒、お酒=大人の色気。食事がうまくいかなければ、ホテルはなかなか色気が出せません」 ――おすすめは。 「食事やお酒を語っておきながら、今のイチオシはスイーツです。日本はコンビニスイーツも当たり前のように美味しい世界です。それがグアムのホテルに来て、コンビニのほうが美味しかったというわけにはいきません。日本の高級なデザートと同じレベルを追求して具現化しました」 ▲柳澤GMイチオシのこだわりスイーツがショーケースに並ぶ「ヒネカデリ」</p>