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棺室は白を基調にした高級感ある仕上がり

 リアの跳ね上げ式ゲートは電動となるが、もともとセンチュリーには設定がないため、ボタンを追加して設定した。そのリアの内部は白を基調としたシンプルでクリーンな印象の棺室となっている。

 まだ新型コロナウイルス感染症が拡大する以前は、メルセデス等の高級車の需要は高く、旧型のセンチュリーも人気があったことから、新型センチュリーの導入も必然という感じであった。

 特にこの名古屋周辺という地域的なものもあり、トヨタ自動車のお膝元で、トヨタの最高級車での出棺を望む声というのも多い。特に社葬のような場合はなおさら、である。名古屋特殊自動車としても会社のプライドもある、と語る。さらに2台導入についても、なにかしらトラブルが起きた際にもう1台が対応できるように、ということから、である。最高級車でどうしても、というニーズにしっかりと応えようとする同社のプライドも見え隠れする。

 家族葬・密葬が主流となってきて、葬儀費用の均質化、さらにコロナ禍というこのご時世ということもあって、導入からの稼働率は少し悪いようだが、後席・棺室のどちらでもよいが、ぜひ乗ってみたい一台ではある。

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