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1983年の第41期名人戦。谷川浩司九段(60)は加藤一二三名人(当時)を4勝2敗で破り、史上最年少の21歳2カ月で名人位を獲得した。中学2年の冬にプロになって6年半。初タイトルが最高峰の名人で、「谷川時代」の幕開けを告げるかのようだった。しかし、その後も先輩の大名人と後輩の天才集団のはざまで…