この夏、東山紀之主演ドラマ『刑事7人』が8シーズン目に突入。
東山自身が「ここまで続けさせていただけることは奇跡だと思っています」と感慨深げに語る『刑事7人』に、シリーズ史上最大の変革が巻き起こる。
犯罪の裏に潜む人間の弱さや複雑な心理までも丁寧に描き出す骨太な人間ドラマというシリーズの醍醐味はそのままに、「シーズン8」ではさらなる波乱の予感が。
それが、新専従捜査班に新たに配属となる坂下路敏(ろびん)の存在。
東大卒のキャリア組の新人で、いわゆるZ世代のエリートである彼が、東山演じる天樹悠をはじめ、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)の7人のスペシャリストと対峙する。
◆新人刑事・坂下路敏を小瀧望が好演
そんな「シーズン8」の台風の目となる坂下路敏を演じるのは、ジャニーズWESTの小瀧望。
ジャニーズWESTのメンバーとして華やかにステージを駆けるだけではなく、映画や舞台、ドラマなどでも実力を発揮。若き演技派として知られている小瀧が、柔らかい物腰で、先輩との立ち回りもそつがなく、警察官への憧れをもって晴れて刑事となった坂下路敏をどのようなアプローチで体現するのか。
小瀧が「胸を借りるつもりで、食らいついていければと思っています!」と語る、大先輩・東山との演技合戦にも注目だ。
◆東山紀之(天樹悠役)コメント(全文)
『刑事7人』の夏がやって来ました。「シーズン8」となりますが、ここまで続けさせていただけることは奇跡だと思っています。さらに今回から小瀧が加入してくれて、新たな若い力をこのおじさんたちの中に(笑)注入してくれることを、楽しみにしています。おそらく、“7人”という数字に関しては、彼も7人組のジャニーズWESTで慣れているんじゃないでしょうか(笑)。
しかし実は、小瀧ときちんと話すのは今回がはじめてなんです。舞台『エレファント・マン』で賞を獲得したり、非常にチャレンジングな姿勢で、しかもそれを成功させているのはすごいですよね。今作はクセの強い先輩たちが多いですが、臆することなく現場になじんでいて、頼もしいですし、さすが関西の方だなと感心しています。
彼の演じる、コスパ重視の坂下路敏に関しては、汗をかいて情報をかき集めるアナログ感あふれる我々世代とのギャップがおもしろいんです。もちろん、どちらのやり方も間違ってはいないのですが、大事なことは何かと徐々に気付いていく、彼の成長物語も見どころとなっています。また、路敏が犯人を追う際などのスピード感も、映像を通して感じてもらえると思います。
僕自身も、北大路欣也さん、吉田鋼太郎さんといった、素晴らしいベテラン俳優の皆さんとご一緒できるのは、毎年の楽しみになっています。北大路さんは普段は穏やかなのですが、やはりすごい存在感で、いつもドラマを締めてくれています。ご自身の若いころの経験談もたくさん話してくださいますので、僕も今の自分の年齢で起こっていることを、もっと深く消化できて、とてもありがたいです。
少なくとも、撮影現場にはドラマの設定のような“世代間ギャップ”はなく、いい環境下であることは間違いありません。そんないい雰囲気の中で撮影が進んでいる新しい形の『刑事7人』を、皆さんに楽しんでいただきたいと思っています。
◆小瀧望(坂下路敏役)コメント(全文)
今回から参加させていただきますが、こういった長い歴史をもつドラマに出演させていただくのははじめてとなります。とてもうれしいですし、僕にできることがあれば全力でやりたいと意気込んでいます!
7人は7人でも、僕が所属しているグループと比べると平均年齢がぐっと上がりますが(笑)、実は大先輩に囲まれている現場は大好きなんです。もちろん、プレッシャーはあります。現場のスタッフさんから「東山さんが『小瀧はいい仕事すると思う』と言っていたよ」と聞いて…大先輩たちの胸を借りるつもりで、食らいついていければと思っています!
現場は本当に和気あいあいとした雰囲気で、皆さん優しい方ばかりなんです。昨日も東山さんがドリンクを差し入れてくださって、「いったん、5分休憩」となったのですが、結局、みんなで15分以上も盛り上がってしまいました(笑)。
得られるものがたくさんある現場だと思いますので、一つひとつを大事に、取りこぼさないように吸収していければと思っています。気合いと熱さ、若さのエネルギーで挑みますので、応援よろしくお願いします!