かねて、欧米先進国と比較してスピードが遅いのではないかと言われている、日本における新医薬品の承認。たとえば、新型コロナウイルスワクチンであるファイザー製の「コミナティ」が、世界で最も早く承認されたのはイギリスで2020年12月2日。一方、同じワクチンが日本で承認されたのは2021年2月14日。イギリスと比べて日本では、承認までに約2ヵ月の遅れがあったことは事実で、この差が大きいのか、あるいは小さいのかというのは、意見が分かれるところだ。日本における新医薬品の承認プロセスの現状をみていこう。
かねて、欧米先進国と比較してスピードが遅いのではないかと言われている、日本における新医薬品の承認。たとえば、新型コロナウイルスワクチンであるファイザー製の「コミナティ」が、世界で最も早く承認されたのはイギリスで2020年12月2日。一方、同じワクチンが日本で承認されたのは2021年2月14日。イギリスと比べて日本では、承認までに約2ヵ月の遅れがあったことは事実で、この差が大きいのか、あるいは小さいのかというのは、意見が分かれるところだ。日本における新医薬品の承認プロセスの現状をみていこう。