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ベントレー

| さらにこれらのブランドは大きく上下せずコンスタントに販売を維持または伸ばしている |

同じ輸入ブランドでも「小型車」の販売が縮小し「高級車」が大きく伸びる

さて、2022年5月の日本国内における輸入車販売状況が公開。

国産車とほぼ同じく前年比85%くらいという水準となっていますが、これもやはり半導体(マイクロチップ)にサプライチェーン問題によって思うように車両が入荷していないためだと思われます。

全体的に見てみると、ミニの販売が伸びており、本年の累計だとアウディを抜いて4位に次ぐポジションへと上昇しているのが印象的。

反面縮んでいるのはプジョー(前年比24%)とマクラーレン(前年比21%)ですが、これらは「入荷が極端に少なかった」のかもしれませんね。

プレミアムセグメントにスポーツカーは比較的好調

その他好調なのはフェラーリ(前年比121%)、ランボルギーニ(前年比141%)、ポルシェ(前年比123%)、マセラティ(前年比158%)、ロールスロイス(前年比275%)、ロータス(前年比133%)、ベントレー(前年比133%)あたりで、やはりプレミアムブランドやスポーツカーはかなり強いという印象です。

なお、アストンマーティンは前年比87%とふるわず、これは昨年「DBXが売れすぎた」反動なのかもしれませんね(ランボルギーニもウルス発売後に登録が増加し、やはりその反動があった)。

アストンマーティンDBX、ランボルギーニ・ウルスの注目度はいぜん高いものの、サイズが大きく、よって購入できる層が(保管場所の問題で)限られており、そのためある程度行き渡ってしまうと、そこからの伸びが鈍化するといった傾向があるように思います。

2022年5月の国内登録台数はこちら

ブランド 当月販売台数 昨年同期比 今年の累計 昨年同期比
メルセデス・ベンツ 3,820 88.3% 20,048 93.3%
フォルクスワーゲン 2,481 95.3% 11,915 97.5%
BMW 1,958 75.1% 11,067 75.1%
アウディ 1,846 96.6% 7,667 78.8%
MINI 1,375 120.8% 7,794 100.9%
ボルボ 1,168 97.5% 6,405 97.0%
ジープ 756 77.4% 3,613 61.4%
プジョー 260 24.5% 3,081 52.6%
ポルシェ 693 123.1% 3,292 101.1%
ルノー 618 98.9% 3,158 93.9%
フィアット 438 84.7% 2,647 101.1%
シトロエン 293 60.2% 2,101 78.8%
ランドローバー 352 58.5% 1,874 86.5%
アバルト 214 115.1% 1,234 121.9%
アルファロメオ 122 101.7% 725 82.1%
ジャガー 63 48.5% 511 112.3%
フェラーリ 109 121.1% 589 132.4%
マセラティ 81 158.8% 453 132.8%
DS 50 59.5% 277 73.9%
ランボルギーニ 44 141.9% 246 100.8%
キャデラック 82 98.8% 352 116.6%
ベントレー 52 133.3% 206 102.0%
フォード 29 59.2% 163 81.5%
ダッジ 30 71.1% 214 85.9%
ロータス 16 133.3% 140 135.9%
マクラーレン 4 21.1% 45 57.7%
アストンマーティン 27 87.1% 160 76.9%
ロールスロイス 33 275.0% 110 120.9%
シボレー 34 58.6% 242 124.7%
アルピナ 18 150.0% 116 100.0%
ヒュンダイ 7 43 716.7%
ブガッティ 2 66.7%
合計 17,110 84.8% 92,079 87.6%

参照:日本自動車輸入組合

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