もっと詳しく

「巨大都市は過密のルツボで病み、あえぎ、いらだっている半面、農村は若者が減って高齢化し、成長のエネルギーを失おうとしている」「日本列島改造論」を発表した田中角栄の目に映った昭和40年代半ばの日本の姿だ。列島改造論に明るい近未来像をちりばめたのは、厳しい現状認識と将来の危機感からとい…