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<p>グウィネス・パルトロウの理想郷に潜入! 「家具狂い」を自認するライフスタイルエキスパートが、家づくりから学んだこと。</p><p>グウィネス・パルトロウの理想郷に潜入! 「家具狂い」を自認するライフスタイルエキスパートが、家づくりから学んだこと。</p><p>アメリカ・カリフォルニア州モンテシトに構えたグウィネス・パルトロウの自邸を訪れた。6年もの歳月を費やして完成された「理想郷」には、彼女のひととなりが見事に映し出されている。</p><p>「サンタバーバラには昔から惹かれていました。ロンドンに住んでいた時も、子どもたちとのホリデーはそこで過ごしていました。私たちにとって、特別な静養の地だったんです」 庭に設えられたプールには、カスタムメイドのビーチチェアとパラソルが並ぶ。 2015年にここを訪れた時、パルトロウは彼女が「お気に入り」と呼ぶ不動産アプリ「Redfin」を開き、古家付きだが大きな可能性を秘めた広い土地が売りに出されているのを発見した。 「まるで『グレイ・ガーデンズ』(社交界から退き、荒れ果てた家でひっそりと暮らすケネディ家の親戚を描いたドキュメンタリー)のようでした。野生の動物が住み、虫だらけだったけれど、土地と眺望に一目惚れしたんです」 玄関では暖炉とRoman and Williams Guildによるがテーブルが来訪者たちを迎え入れる。 そこでパルトロウは、家を一から建てるという夢を叶えるため行動を起こしたが、「それが、長く困難な道のりの第一章でした」と、家を建てる際に避けられない技術的な問題、予想外の遅れ、実存的なジレンマなどに触れ、皮肉を込めてそう語る。このプロジェクトに取り掛かるにあたり、パルトロウは旧知の仲であるロビン・スタンデファーとスティーヴン・アレッシュに声を掛けた。彼らが設立したローマン アンド ウィリアムスは、ニューヨークのトライベッカにある彼女のロフトやgoopの最初のポップアップショップ、ブレントウッド・カントリー・マーケット内にあるgoop初の旗艦店の設計を手掛け、AD100にも選ばれている。「スペック重視のニューヨークのアパートも、ロビンとスティーヴンの手にかかるとエレガントに変身するんです。2人が生み出した静寂を再現してほしかった。プロジェクト開始時、私の子どもたちはもっと小さかったし、私とブラッドはまだ結婚していませんでした。だから、未来の自分のために、構想を練っていったんです」とパルトロウは説明する。 家には、住む人の特徴や精神が反映されるべきである。 柔らかなトーンで揃えられたリビングの天井を彩るのは、Lindsey Adelmanによる照明。暖炉上に飾られた絵画は、アメリカ人アーティスト、John Baldessariの作品。 彼女の言葉を借りれば、この家のデザインは「古いヨーロッパの農場の中に建てられたパリのアパルトマン」。「高い天井、あふれる陽の光。広々としているけれど、同時に隅々にまで視線が行き渡る」と表現する。ローマン アンド ウィリアムスのチームは、旧ヨーロッパの納屋の飾り気のないフォルムと控えめな気品に着想を得て、</p>