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5月24日(火)の徹子の部屋に、エッセイストの半藤末利子が登場する。

かの文豪・夏目漱石を祖父に持ち、自らもエッセイストの半藤。現在87歳、漱石の長女の娘である。

見合い結婚だった漱石と妻・鏡子の一目惚れエピソードや、甘いもの好きが高じてアイスクリームを作る機械まで買っていた話など、半藤の語りには漱石の人間味あふれる素顔が見えてくる。

さらにデビュー作『吾輩は猫である』誕生秘話も。

主人公の猫には実在のモデルがいた。野良猫だったその猫を飼うに至ったいきさつや、小説の大ヒットで猫に感謝をしていた漱石が、猫が亡くなった際、丁寧に「猫の死亡通知」を出していたなど、興味深い話が続々。

そして半藤自身は、夫で戦史研究家・作家の半藤一利さんを2021年に亡くしたばかり。

反戦を唱え続けていた夫の遺言は、今の世に大変意味のある言葉だった。