富士スピードウェイで6月3~5日に行われるスーパー耐久第2戦24時間レース。国内唯一の24時間レースは魅力がたっぷりだ。レース観戦はもちろん24時間レースだからこそゆっくりと休日感覚で楽しめる方法を伝授? そんなスーパー耐久24時間の魅力と楽しみ方を紹介する。ベストカーからチケットプレゼントも!?
文/ベストカー編集部
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5年目に突入した富士24時間耐久レース
6月3日(金)~5日(日)に富士スピードウェイでスーパー耐久第2戦「ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」が行われる。
2018年に復活を遂げた富士スピードウェイでの24時間レースは今年で5年目を迎える。シリーズ戦で戦われるスーパー耐久の1戦として組み込まれ、この富士24時間レースは国内で唯一の24時間レースとなっている。
スーパー耐久は国内で行われる国際格式レース3種類のうちの1つにあたり、その名の通り長距離を走ることを目的としたレースとなっている。ドライバーは1チームに2~3人の交代制で走り完走を目指す。
今回行われる24時間レースでは特別に1チーム当たりドライバーを5~6人用意され、4日の15時にレーススタートをして24時間後の5日15時のゴールを目指す。
街中で見かけるクルマがレーシングカーに変身
スーパー耐久最大の魅力は9つにも分かれているクラス分け。スーパーGT GT300でもお馴染みのGT3車両から、1500cc以下の街中でよく見かけるコンパクトカークラス、そして昨年新たに作られたカーボンニュートラルに向けた水素燃料やバイオディーゼル燃料を利用したクラスまでが混走してレースを行う。
日本が世界に誇るスーパーカーとしてレクサスRC Fや日産GT-R。誰もが憧れる世界のスポーツカーのポルシェやメルセデスベンツ、アストンマーティン。最新のクルマはもちろんのことだが、2001年に登場したインテグラタイプRまでも現役で戦っている。
そしてスーパー耐久で使用されるクルマの多くは市販車をベースにレギュレーションに沿ったチューニングが施されるため、ある意味休日にサーキットを走る方と同じ要領でチューニングがされている。
もちろん車両にはチューナーのノウハウが惜しみなく使われ、1台の車両にかかるコストも膨大であるが、スーパー耐久車両と全く同じ車両を作ることも不可能ではない。市販車に近いマシンも多く普段からお乗りのクルマを応援するのもひとつの楽しみだ。
1チームのドライバーは6人!? 多彩な人が集まる
豊富なのは車種だけではない。それを運転するドライバーも多数いる。スーパー耐久は草レースの頂点とも言われ、国内外でたくさんのキャリアを積んだレーシングドライバーから、これからトップカテゴリーを目指すドライバーまでが揃う。
実際に足を運ぶと誰もが知っているレーシングドライバーはもちろんのこと、自分の友人が参戦していることだってある。ちなみにベストカーアルバイトの尾崎俊介君もST-5クラス37号車からエントリーしている(凄い)。
市販車の部品やチューニングパーツの開発として重要な舞台であるスーパー耐久。普段通っているチューニングショップの店長が参加していたり、代表的な例をあげるならトヨタ自動車の社長でもある豊田章男氏に限りなく似ているMORIZOさんもドライバーとして参戦している。
さらに今年は元WRCドライバーにして、トヨタWRCチーム監督のヤリ・マティ・ラトバラ選手が電撃参戦。スーパー耐久どうなってんのよ、という感じですがこれは楽しみだ!!
楽しみはレース観戦だけじゃない! 24時間レースの楽しみ方
24時間レースならではの楽しみ方がある。普段は見ることができないナイトセッションを駆け抜けるマシンの姿に、毎年恒例のレース中に行われる打ち上げ花。そしてBBQを楽しみながらテント伯をすることもできる。
ナイトセッションでは全車ライトオンでの走行を義務付けられている。そのため暗いコースをライトをつけたマシンたちが駆け抜ける姿はなかなか見られない。さらに注目はブレーキの熱で真っ赤になるブレーキローター。富士スピードウェイの第1コーナーかダンロップコーナー手前のブレーキングで見れるはずだ!
コロナ禍で各地のイベントが軒並み中止となり、花火を最近見れていな人も多いだろう。そんな人にオススメしたいのが毎年恒例、24時間レースの最中に行われる打ち上げ花火だ。
マシンが通過するたびに聞こえる排気音と共に、花火の爆発音が聞こえる。こんな経験はこの富士でしか味わえないためぜひ会場に足を運んでいただきたい。今年は24時間レース5周年を記念して特別企画も実施される予定。
レースが24時間もあればゆっくりとレースを楽しめるのが魅力。24時間の間にコースの隅々まで歩けて様々な角度からマシンを見れるほか、近隣の商業施設にまで足を運べる。ただ、24時間となれば宿泊をしなければならないが、富士スピードウェイまで0秒で到着できる宿泊方法がある。それがコースサイドでのテント泊だ。
キャンプ気分を味われるテント伯なら、レース観戦だけでは味気ない…という方にもBBQやキャンプついでにレース観戦をできる。富士スピードウェイでは焚き火台やBBQコンロを使用すれば、芝生の上でも火気の使用が認められているため、設営したテントの真横でBBQを楽しめる。
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