例年、気温や湿度が高くなる5月から9月は、「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」といった細菌性の食中毒の発生件数が増える傾向にありますが、「アニサキス」などの寄生虫による食中毒は年間を通じて発生するため、細菌性の食中毒と同様、注意が必要です。例えば、生の魚介類にはアニサキスの幼虫が寄生しているため、スーパーなどで買った刺し身を食べた人の中には、アニサキスによる食中毒を発症す…